イラク日本人人質事件きっかけに、政治や法律に関するトピックを元に自分なりに考えるようになった。折しも明日は憲法記念日、こんなトピックを見つけた。
憲法改正の動きがあることは知っていて、第9条にも「改悪」が加えられるらしいというところまでは分かっていたけれど、自民党憲法調査会が昨年7月に出していた憲法改正要綱案を見て愕然とする。「軍」の保持が明記されていて、さらに、首相が「緊急事態」を宣言した場合、国民と地方自治体は政府に協力する"義務"が発生するという。- 参考 -
つまり、こういうことではないだろうか。日本が現在の米国追従の政策を取った結果、日本が「敵」と見做され、攻撃を受けたとする。この「非常事態」で政府が米国と連携して応戦する態勢を取った場合、"戦争反対"と声を挙げることすら違法行為として取り締まられる可能性があるのではないか。これではまるで戦時中だ。
最後に興味を引いた記事をひとつ。
裏を返せば、国会が国民の声を反映してないことを示している。
国民の声を反映させるための手段、身近なところでは7月の参院選だろうか。傍観のツケは間違いなく自分達に降りかかる。何らかの形で意思表示をしなければ、このまま坂道を転げ落ちそうな気がしてしょうがない。
はじめまして。
取り上げていただき、またトラックバック、ありがとうございます。
久しぶりに憲法を読んでみて、いったいこの憲法のどこが時代遅れなのか、まったく分かりませんでした。文章は生硬ですが、とくに平和憲法としての中身に古さは感じませんし、むしろ未来を指し示し続けている立派な憲法だと思います。
戦争による悲劇を繰り返さないための憲法なのですから、9条を狙い撃ちする改憲はぜったいに阻止しなければならないと思っています。
これからもよろしくお願いします。
テルさん、はじめまして。コメントありがとうございます。
憲法9条の理念は戦争が起きた時のために如何に備えるかではなく、戦争を起こさないために何をすべきかという点にあると思います。有事の際の妨げとなる憲法の改正よりも、有事を起こさないようにするための努力というものを、政府には怠って欲しくないものです。
こちらこそ、これからもよろしくお願いします。