2006年2月 1日

Quality of Engineering Life

たまにはマジメに業界のお話。

日々のシゴトに潜むイロイロな歪みにうんざりしながら、
それでも「自分はプロだから」と全てを視界の外に置いて作業していたとき、
たまたま目にしたコレ。目からウロコ。
そして目の前の作業に対して、面白いようにやる気が失せた(笑)

そうなると、良いシステムができあがるはずもなく、如何にローコストで作るかということだけに力点が移ってしまう。もちろん、品質が悪ければクレームとなり次の仕事につながらないという問題が発生するが、震度5の地震などほとんど起きることもないので、なんとかなっているという、まるでどこかの話みたいな構図ができあがっている。

現在のやり方では、優秀なエンジニアがやりがいをもって技術を磨き、かつ、よい品質のものを顧客満足高く提供しよう、という構図を作るのが非常に難しい。提供側と顧客側がWin-Winのゴールを持った契約、それを確認しながら進める開発プロセスがないと、日本のSI業界の袋小路から先に進めないのではないかと真剣に思う。また、人の問題に視点を移すと、プロジェクトの成功とエンジニアの仕事質(QoEL)を両立していくことは、少子高齢化や2007年問題、若いエンジアの価値観の多様化から、この業界の人材不足打開と継続可能性(sustainability)とも絡んで、中心課題のように思える。

できるべくしてできた歪みを「えいやっ」と力任せで解決する。
こんな毎日をいつまで続けるかと思っていたけれども、まだ何とかできそう。

やっぱり道は2つだよな・・・

background music
You Go Your Way / Smooth Ace
来週末は平鍋さんの話を聴きに行こう。
投稿者 Kazoo : 2006年2月 1日 23:54
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