2004年4月 5日

朝は野鳥のさえずりで目が覚める。沖縄に来て、本土では動物園にでも出かけないと 聞けないような鳥のさえずりを街中でも耳にする。 さらにその歌声が目覚ましなんて。我ながらなんて贅沢な朝だろう。 だが和んでいる余裕はない。月曜の朝。戦いは既に始まっている。

朝食を済ませて部屋を後にする。朝食はしっかり取る。これも沖縄に来るまでは 考えられなかったことだ。しかしこれは、これから始まる"戦い"のために欠かせないのだ。 折り畳み自転車を組み立てながら空を見上げる。今日は久しぶりに天気のいい朝だ。自ずと機嫌もよくなる。 まず自転車で坂を急降下し、大通りに出る。体調良好、気温はやや低め、風はなし、車の通りはいつもどおり。 これならまずまずの通勤になりそうだ。

部屋から勤務地までは約7km。緩慢な上り坂が続く。路面はお世辞にも良好とは言えず、 歩道は人ひとりがすれ違える程度のものがほとんど。必然的に車道の左端を走らざるを得ない。 そして車道を走るということは、一定以上の速度を維持する必要があるのだ。

今日は原付が少ない。通勤時間帯は左端の車道がバス・軽自動車・原付用車線となるため、 車は少なくなるが、バスを追い抜く際に原付は邪魔になる。動きが読みにくいのだ。 速度を落とすと他の交通の邪魔になる。相手の進路を読み、最小の動きでかわしつつ先を急ぐ。 一番の混雑地帯に差し掛かる。乗用車、バス、原付入り乱れた一帯。こんなとき自転車は強い。 混雑を横目に一気に駆け抜ける。最高に気持ちのよい瞬間だ。自転車乗りでよかった。

混雑地帯を抜けると、道幅が急に広くなる。ここからは歩道も広くなるが、 工事区間が多く、路面はさらに悪くなる。毎日思うが、このパッチワークのような路面は いつになれば改善されるんだ。そして追い討ちをかけるような上り坂。耐えろ、ゴールは目の前だ。 坂の頂点から緩めの下り坂。火照った体を冷やしながら、職場の敷地に滑り込む。今日はちょうどよい時間に着いた。

始業時間。眠い。かなりの体力と集中力を通勤で消費するためだろうか。 頑張れ自分。いったい何のためにここまで通勤してきたんだ...zzz

background music
You're Still The One / Shania Twain
久しぶりのヒット曲

投稿者 Kazoo : 2004年4月 5日 23:13
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