こそこそとアップ。そういえば京都に行ってきたとです。
ひさしぶり、ひさしぶりに、思ったとおりに撮れた一日でした。
[07:20 : 浜中町 - 宿「霧多布里」]
早朝散歩。
昨日の霧がウソのよう。
朝ごはんもがやがやと。
『もう朝早くに出発してるかと思ったよ』
と昨晩の夫婦のご主人。
いや、そこまであせってないですから(苦笑)。
朝食後、一組、また一組と出発していく。
チャリダーの兄さんを見送り、
関西のご夫婦を見送るついでに集合写真を撮り。
『連泊して洗濯する(笑)』というYさんと宿のご主人夫婦に見送られ
いざ最終日、出発!
霧多布湿原
最終日は特に予定を決めてなくて。
昼過ぎの釧路空港に着いていればいいから、
また釧路湿原を見に行こうかなぁと思っていた。昨日までは。
が。
昨晩の話で何度も名前が出てきた『阿寒湖』。
関西のご夫婦が推し、『釧路空港の午後の便に間に合えばエェやろ?行ける行ける!』とはYさんの弁。
釧路近辺で、確実に豊富にお土産が揃ってる場所というのもあるかもしれない(笑)。
とりあえず、行くべし。
走る。
走る。(こればっか)
[12:10 : 釧路 - 阿寒国立公園]
着いたっ。
思わぬ渋滞(北海道的には渋滞よな、アレは)にハマり、
ゆっくりできる時間もないのだけれど。
木彫り系のお土産は充実。
あとは空港に向かうだけ。
こんな風に走ることができるのも残り僅か。
ひたすら走ってばっかりな感じもするけど、それはそれで楽しかったなァ・・・
と、走行距離を確認。
803km
!!!
しかもこれ、富良野から計測し始めたから、
旭川〜富良野間を含めると・・・あ〜もう何kmでもエェか。
[13:45 : 釧路 - 釧路空港]
お土産、食べ物系は阿寒湖よりも充実。
じゃがポックルも生キャラメルも無事にゲット!。
[15:32 - 太平洋上空]
襟裳岬が見える。
何だかんだ言っても、あっという間だったよな。
なのに、札幌に着いたあの日がずいぶん前のように感じる。
しかし800km・・・沖縄三往復くらいはできるやろな。
おしまい。
[09:40 : 釧路 - 釧路湿原・細岡展望台]
釧路の市街地から車で少々。
『・・・周囲を散策される方は、半日から二日ほどかけて歩かれているようです・・・』
と言うのはネイチャーガイドのおじさま。
日本最大の湿原、次はもっとゆっくり来よう。
今日・明日の針路について考えた結果・・・
やっぱり、向かう先は予定通り。本土最東端・納沙布岬!!
ここまで来たからには外せない。
国道44号をひたすら東へ。
東へ
東へ
この道の標高が高いからなのか、緩やかな下り坂だからなのか、
それとも雲の様子がそう思わせるのか、
何だか、空の上を走ってるような錯覚に陥りそうになる。
ふと視界に入る「別海町」と書かれた標識。
以前、TVで放映された『桜の花の咲く頃に』。
最果ての町で生活する高校三年生たちの、卒業までを追ったドキュメンタリー。
その舞台が、このあたりなんだ。
そして根室へ。風の音しか聴こえない。
[12:40 : 根室 - 道の駅「スワン44ねむろ」]
そろそろ腹が減ったぞ・・・というところに、ちょうどよく道の駅。
せっかく根室に来たからには、食っておきたいのが・・・
エスカロップ!
バターライスの上にカツを乗っけて、仕上げはデミグラスソース。
でもしつこくない、食いごたえ十分!(ゆうすけ氏情報サンクスです)
すぐそばに広がる風蓮湖をひとしきり眺めて出発。
屈強な漢ライダー四人組が後ろから接近。
車を左に寄せて、ウィンカーも左に。おとなしく道を譲っておく。
ここまで来たらのんびり行こう。
根室市街
海霧が出てきた。
さっきのライダー四人組が道端で停まってる。
よく見るとライダースーツに着替えてる。
この霧の中を走るのは辛かろう・・・
と思ったら、ほどなく追いつかれる(笑)
いやそんなに遅いつもりもないんやけど(苦笑)と思いながら早々にウィンカーを左に。
次々にスピードを上げるバイク。
追い抜きざま、一台、また一台と『ピースサイン』。
!!
あ、最後の人は指をクロスさせてるから『Good luck』か。
車乗っててライダーからサインもろたんは初めて。
覚えててくれとったんかな?ちょっと嬉しい。
さて、目的地はもう目の前。
[14:10 : 根室 - 望郷の岬公園]
霧は少し晴れた。ぱらぱらと人がいる。
手をつないだ親子連れ、海の向こうに目を凝らす老夫婦、ベンチで弁当を食うライダー。
観光地・・・というよりも、近所の公園みたいな空気。
思えば遠くに来たもんだ。
・・・なぜにシーサー??
小一時間ほど自転車で散策。そろそろ移動せんと間に合わん。
半島を反時計回りで帰路に着く。
牛横断中。
宿まであと少し。すごい霧。
[16:50 : 浜中町 - 宿「霧多布里」]
本日は相部屋。食事の前に近所の温泉に行ってくるか・・・
と、宿の人に挨拶していると。
「あ、だったらついでにこの人も乗せて行ってくれない?少し汗臭いけど(笑)」
と、示されたのは、同じ頃到着したライダーの男性、Yさん。
二つ返事で引き受けて、霧多布温泉「ゆうゆ」へ。
毎年北海道をバイクで旅している彼は、霧多布里でも常連らしい。
少し小柄な30代前半、関西弁がテンポよく飛び出してくる。
温泉から戻って待つことしばし。
夕食はこの宿の名物・寿司!
宿のご主人が握った寿司が次々に運ばれてくる。
なかでも美味しかったのが「なめろう」の寿司!写真撮ればよかった・・・
食事を終えた人がそれぞれの部屋に戻っていくなか、
最後までテーブルに残ったのは、関西から来たご夫婦、チャリダーの男性、Yさん、自分。
それぞれの旅程の話、観光地の見所、それぞれの地元の話、そしていつしか話題は『お土産論』へ。
どこで買うか?量は?そして、真に喜ばれるお土産はと何か?
夜の時間が過ぎてゆく・・・
[06:30 : トマム]
『夏休みは、寝坊が一番もったいない』
青春18きっぷ - 2001年度夏キャッチコピーより。
またやっちまった。
朝イチで起きて雲海テラスを覗くつもりが・・・はぁ。
今日は移動の日。帯広を通過して、一気に釧路まで。
気を取り直して、朝飯食って出発!
[08:40 : - 狩勝峠]
国道38号に戻って帯広方面へ。
山道をぐんぐん登って、峠を越えて、下り坂になって、
・・・ってちょっと待った!
さっきの峠からの景色、あの見渡しのよさ、見たい!!
見たいけれども、Uターンできる場所がない!
さらに言うと、後続車両が猛追してるから、スピードを落とすのも躊躇われ(言い訳)
Noooooo〜〜
[08:55 : - 狩勝峠展望台]
えぇと。
結局、どれくらい戻ったんやろね??
切り返しできる場所に確か「三合目」って看板があったような・・・
・・・考えるの止めとこか。
時間が早いからなのか、さほどの混雑もなく。
ライダーが颯爽と乗り付けて、写真を撮って、(その後「撮ってもらえませんか?」と頼まれて)
一息ついたら、そしてまた颯爽と去っていく。
ああいう旅のスタイルってエェなぁ。
しかし、二輪乗りにしてもチャリダーにしても、今回は女性やおじさまばかり目にするのは気のせい??
[10:40 : 帯広 - 鈴蘭公園]
車は公園の駐車場に停めて、自転車でウロウロ。
帯広と言えば、豚丼。
職場の人からも「ココは行っとけ!」と薦められた超有名店「ぱんちょう」。
開店直前だけど、そもそも月曜だし、やってるんかな・・・?
って、マジですか
30分ほど頑張って並んでみるも、ギブアップ。
5〜6人分しか列が動かんとは。
別の店で無事豚丼を平らげ(こちらも十分美味かった)、目的地・釧路へ出発!!
十勝川
海沿いにでると、急に涼しくなるわ。
[16:00 : 釧路]
釧路に到着。宿で一息。
釧路湿原は明日にずらして、地図とにらめっこ。
・・・やっぱり開陽台が気になる。
中標津空港至近にある展望台。高台から眺める視界330°の風景と、そこに至るミルクロード。
・・・やっぱり気になる。
ここから開陽台までの距離、開陽台から各地までの距離、空の便の空席状況、宿の空室状況。
でも、ここまで来たからには、当初の予定のあの場所にも行きたい。
どうしよか・・・
釧路川河口。旅の予定も半分を過ぎたか。
[08:00 : 札幌市内]
昨晩、居酒屋でもらったバナナ。
まずはJR。さぁ行ってみようか。
自転車があるので座席には座らず。特急のデッキで佇むこと1時間半。
レンタカーに乗り換えてさらに南下・・・
[11:18 : 美瑛 - 北西の丘展望公園]
また来ちまったよ。
でもここに立つと、北海道に来たって実感が沸くよな。
ケンとメリーの木。相変わらず人が多い。
本日の昼食。
ベーカリーカフェ「あるうのぱいん」のクロックムッシュセット。
ここはチーズフォンデュも美味しいらしい。
記念写真。
マイルドセブンの丘、哲学の木といつものコースを巡るものの・・・この時期は人が多いのね。
[14:00 : 美瑛 - 拓真館]
へぇ・・・いつの間。
毎度のことながら、大幅に時間を超過して次へ。
[15:00 : 富良野 - ファーム富田]
沖縄と北海道では日の出・日の入の時間が1時間程度違うらしい。
心なしか陽が傾き始めるのも早いような気が。
・・・というのに、まだまだ凄い人混み。
そして、これだけ人がたくさんいるのに、日本語をほとんど耳にしない(汗)
中国・韓国で人気があるとは聞いていたけれど、自分が海外に迷い込んだような気分。
ラベンダーにはちと遅かったけれども。
本格的に陽が傾き始め。
さぁ、急がないとそろそろヤバいで。
[18:00 : トマム]
信号待ち、前に止まったトラック。
本日はここで一泊。
明朝は4時起床で雲海テラス。
[13:48 : 沖縄 - 那覇空港]
どよ〜ん。
ときどき叩きつけるような雨風。
スキを見計らって空港までたどり着く。
まぁ、現地の天候がよければそれでいいんだけど。
2年ぶり3回目の北海道。
1回目は2002年。旭川・美瑛を巡る自転車の旅。
2回目は2005年。旭川からオロロンラインを抜ける最北端の地への旅。
そして今回、その走行距離は800km超。
あちらの天気は概ね良好とのこと。さてさて・・・?
[17:24 : 東京 - 羽田空港]
乗継便待ち。国内でもトランジットって言っていいんだっけ?
日本海へ沈む夕日。
完全に沈んだころ、新千歳空港に到着。
[19:40 : 北海道 - JR千歳線快速]
荷物の受け取りやらなにやらで遅刻気味。
さらに宿の場所を控え忘れているというコトに今更ながら気づく自分。
ばたばたしているうちに、当初の予定より30分も遅れてゆうすけ氏と合流。
素敵なメガネ男子にお迎えいただき感激です☆
そもそも、1回目の『美瑛の夕日』といい、2回目の『オロロンライン』といい。
彼のオススメスポットはまさにツボ!!私の北海道ぶらり旅はアナタで成り立っています。
[21:00 : 北海道 - 札幌市内某所]
これぞ北の幸!
はじめましてもそこそこに(というか、あまり初対面という気がすることもなく)、テーマは『28才のリアル』へ。
青臭さを残しつつも若造ではない、シゴトに、結婚に、次のステージへの分岐点に立つ28才男子二人。
長年疑問だった『ご当地別3秒ルール』も無事確認。いや貴重なトークでした。
明日は、まず電車で移動。
ロケ地って国内だったんだ。
トマム:トマムアルファリゾート 〜 三国峠:松見橋 〜 網走:能取岬
ふ〜ん。
・・・ちっ、行きたくなるじゃねぇか。
[02:00 : 神戸 - 宿]
・・・ん。
あれ。
・・・えぇと、昨日はあれからSHINさんと会って。
散々飲んで・・・
散々食って・・・
散々愚痴やらなにやら聞かせた挙句、・・・確か、わざわざ宿まで送ってもらったような・・・
ご、ごめんなさい・・・(滝汗)
あ〜ぁ電気つけっぱなし。
パソコンも開いたまんま。
・・・どこかで聞いたことのある光景だ
ちゃんと寝よ・・・
[09:00 : 神戸 - 三ノ宮]
少しひんやりした空気の朝。
すれ違うビジネスマンとは逆の方向で歩く。
ひんやりと感じるのは、道行く人から感じる引き締まった雰囲気からか。
そうそう。そういや内地で働いてた頃って、こうだったよな。
[09:45 : 神戸 - 神戸空港]
喧騒。
どうやら修学旅行の学生さん。
中学校が2つ、高校1つ。どれも沖縄に行くらしい。
それにしても。
京都の件といい、吉野での天候といい。
日頃の行い、そんなに悪かったっけな・・・
<今回の旅の教訓>
一 マジメに寒さ対策をしましょう。
二 待ち合わせの約束は早めにしましょう。
おしまい。
[09:00 : 吉野 - 吉野駅]
朝五時起床、六時半出発。
最寄り駅から地下鉄で天王寺まで。
近鉄に乗り換えて、特急に揺られること1時間半。
本日の吉野
・天気:雨時々曇
・最高気温:13℃
混雑していた車内も、社会人らしき人が消え、学生さんが消え。
残ったのは年配の方々十数名と若造ひとり。
片や、割と本格的な登山スタイル。
方や、ジャケットにシャツにジーパン、申し訳程度のマフラー(寒)
振り出した雨に、片や、笑いながら雨天装備を装着し、
片や、手元の折畳み傘に目を落とす。
うぅ、「山をなめるな」と言われているようだ(涙)
吉野駅からロープウェーへ。
小耳に挟んだところ、金曜夜の雨で、桜は散ってしまったらしい。
・・・来たからには行けるところまで行ってみよう。
金峯山寺・仁王門
金峯山寺・蔵王堂
駆け足で通り抜け、先へ。
[09:40 : 吉野 - 吉水神社]
吉水神社
境内右手に「一目千本」の年季の入った看板を発見。
ここなら見晴らしがいいかな?
ドキドキ・・・
・・・。
・・・。
・・・(ため息)。
悔しいので満開の写真を。[吉水神社]
境内。
また来るで。
神社を後に、さらに上を目指す。
少しずつ、花の数が増えてきた。
[10:20 : 吉野 - 吉野水分神社]
吉野に着いて一時間半。目標地点に到着。
早足で駆け上がったおかげで体は温まったものの、
昨日散々酷使した足は早くも悲鳴を上げ始め。
そして徐々に強くなる雨足。
傘差しながらでカメラもろくに構えられない。
・・・このあたりが潮時なのか?
まだ、何も観れてないのにか??
そんな気分を抱えながら門をくぐる。
ん、何か薄桃色の・・・
!!
休んでは撮り、休んでは撮り。
四百年を経た本殿を背に、
しっとり煙る霧雨が桜を艶やかに。
[11:00 吉野 - 吉野水分神社]
すっかり長居してしまった。
体力は回復したものの、相変わらず降り続く雨。
そろそろ昼だし・・・というか、そもそも朝飯食ってないし。
下千本、中千本と歩いて、ここ上千本も散ってたんだぞ?
進んだ歩幅だけ帰り道が長くなるんだぞ?
この天候で何が観れる?荒れると帰れなくなるぞ?
行くか、退くか・・・
悩む横を、タクシーの運ちゃんを先頭に、いかにも観光客なオバサマたちが
楽しそうにすり抜けていく。
・・・。
・・・、
・・・!
っだあぁぁ行ったる!!もうどうにでもなれ!!!
[11:20 : 吉野 - ・・・山道]
あぁぁ。
登る、
登る、
登る。
気分は既に『そこに山があるから』。
[11:20 : 吉野 - 金峯神社]
バスで登ってきた人たちでごった返している。
ここから先は車では行くことができないらしい。
一気に増した勾配を、皆同じように歩いて先を目指す。
急勾配に濡れた石畳。一歩一歩足場を確認しながら進む。
いつしか石畳は、ただの山道に変わる。
ひとり分の幅しかない道。
人と行きかう度に体半分を斜面に投げ出して避けながら先に進む。
納まる気配のない雨と霧、薄暗く鬱蒼とした木々に、次々に引き返していく人々。
ここまで来たら、行くしかない。
・・・と。
道の先が急に明るい。
抜けた?
[11:45 : 吉野 - 奥千本]
急斜面の山肌に・・・
『これ、千本もないよなァ』
通りすがったおっちゃんの無粋な一言は軽くスルー。
開けた土地の隅に、小さな庵が佇んでいた。
"西行庵"
今でさえこれほどの労力がかかる場所。平安時代後期であればどれほどのことだっただろう。
雨がやんだ。
霧が晴れてきた。
そろそろ行こうか。
途中でバスを使おうかと思うも、なかなか時間が合わず終い。
もういいや。ここまできたら完全踏破だ(完全に意固地)
[14:10 : 吉野 - 吉野駅]
降りてきた。
=-= -=- =-= -=- =-= -=- =-= -=- =-= -=- =-= -=- =-= -=-
[18:00 : 神戸 - 三ノ宮]
あれから。
16時、天王寺までは爆睡(汗)
出発時、誰も乗ってなかった車両も、目が覚めると満員状態。
泥だらけの足元がかなり気恥ずかしい。
ロッカーから荷物を引きずり出して、梅田経由で三ノ宮。
宿でしばらく放心してると時間。
沖縄で散々世話になった兄貴分SHINさんと待ち合わせ。
飲むで。
[14:10 : 京都 - 花園駅]
・・・厄日か今日は。
地下鉄東西線二条駅からJRへ。
改札を抜けてホームに上ると、妙な混雑振り。
『・・・お知らせ致します。先ほど発生した地震により、大幅な遅れが出ております・・・』
っ!?
そんなに近くだったのか?揺れなんて全然感じんかったけど。
(この頃は三重県で発生したことを知らない)
20分遅れで電車はここ花園に到着。もう待ち合わせ時間になってやがる。
ここから真っ直ぐ北上すれば仁和寺はすぐのはず。スグのはず・・・
・・・。
今日は今ひとつ方向感覚が・・・。
道、コッチでよかったよな・・・。
『さようでございます。真っ直ぐ行けば仁和寺でございますよ。いってらっしゃいまし。』
と、おそらく嫁姑連れの姑さんアリガトウ。
それにしても、旅先でここまで道を聞きまくったのは初めてだ(汗)
[14:20 : 京都 - 仁和寺]
大盛況。
仁和寺の桜は市内でも咲くのが遅く、京都に桜を見に来た人の殆どがココに集まってきているらしい。
と教えてくれたのは、二年数ヶ月振りの再会、京都在住のK嬢。
共通するところ
『無類の桜好き』
知り合った頃はお互い東京住んでて、それぞれの職場で新人だったってのに。
今となっては、片や沖縄、片や京都。奇縁よな。
どこかで見たことある景色だ
世界遺産で酒宴(笑)
一時間ほど散策したあと、茶屋「さのわ」へ。
一日十セット限定のフロール(ロールケーキ)とお茶、大変結構でした。
どうやら京都の桜は先週末が見ごろだったらしく、これから行こうと思っていた嵐山近辺は
既に散っているとのこと。そもそもこの混雑を考えると、この界隈を抜け出すだけでも大変。
どうしたもんかと考えていると、意外な単語が飛び出す。
"八坂の塔"
東山・法観寺の敷地内の五重塔にして寺自体の通称。
清水寺の近くにありながら知ってる人が意外と少ない、京都の個人的穴場。
ここを知っているとはさすが自称塔マニア(笑)
とりあえず東山までバスでだらだらと移動。
[17:40 : 京都 - 東山]
すっかり夕暮れですな。
清水寺が目の前のこの近辺でも、観光客ででごった返すことはない。
143号の車の行き交う音も、ここまでは届かない。
派手さはないが、しっかり京都を感じられる。
これがここの良さよな。
東大路のお茶漬け屋で晩ご飯。
割と新築っぽい雰囲気。感じのよさそうな店主と、絶妙のお茶漬け。
さらに良さげな湯飲みを購入。店の名前控えるの忘れた・・・(ご存知の方教えてください)
20時ごろ京都駅で彼女と別れて大阪へ。
東京にいたころの職場の同僚と会う約束だった、のだが。
・・・どうやらあちらも厄日だったらしい。
大したことなくて何よりだったけれども、お大事に・・・
明日はもうひとつの世界遺産。
奈良・吉野山へ。
[10:30 : 京都 - 鴨川]
春やなぁ。
本日は丸太町駅からスタート。平安神宮を皮切りに洛東の桜の名所をハシゴして、
午後の目的地、世界遺産『古都京都の文化財』のひとつ・仁和寺を目指す。
前回京都に来たのは、まだ東京に住んでいた頃。
突然京都の桜が見たくなって寝台列車に飛び乗った2003年の春。
朝、カーテンを開けたときの雨空、ショックだったよなぁ。
あの時の雨と桜を撮ったのも平安神宮。
もう散り始めてるらしいけど、ちょっとくらい残ってればエェな。
・・・と、鴨川沿いに道を下り始めたところから、既に今日の運勢は決まっていたのかもしれない。
[11:30 : 京都 - 平安神宮]
あ〜。
そもそも、最初の一歩の方向がよくなかったよな。
駅を出てそのまま東に向かっていれば、500mも歩けば着けたはずなのにさ。
何を間違ったか鴨川沿いに南下するもんだから、道に迷うわ時間はかかるわ・・・
「平安神宮?詳しくはわからないですけど、多分反対方向ですよ」と教えてくれた
京都ホテルオークラの警備員の兄さんに感謝。
ここ、ここ。
前はココで写真撮ったよな。
岡崎公園の枝垂れ桜
公園の南端を西に抜けてお堀へ。
地元の人と思しき、一眼レフをぶら下げた自転車人とすれ違う。
おそらく同機種のお互いのカメラを一瞬認め、次の一瞬ですれ違う笑顔。
カメラを構える。
一陣の風。
舞う花びら。
シャッターチャンス!!
・・・あれ。
『ERROR02 : CFカードが壊れています』
・・・!
撮っても撮っても。CFカードを挿し直しても、どうしても記録してくれない。
まずい、よりによって何故にこんなタイミングで・・・いや、まだ街中にいるときで良かった。
これが明日だったらシャレにならん。
せめてコンパクトカメラで。
[13:20 : 京都 - 新京極]
「カメラ屋?この辺にはないですねぇ」
「三条か寺町あたりじゃないかな?」
「ウチじゃ扱ってないですけど・・・」
コンビニ店員、地下鉄駅員と聞き伝い、三条通から河原町通へ。
客でもないのに詳しく教えてくれた京都ロフトのお姉さんアリガトウ!!
四条通某所で無事新しいCFカードをゲット。来た道を戻ってようやく一息。
待ち合わせの時間まであと僅か。あ〜ハシゴどころか一箇所しか行けんかった(涙)
試し撮り
カフェの店員さんに道を聞き、京都市役所前から地下鉄東西線へ。
前を歩くオジサン、道行く人にぶつかりそうになりながら電話してる。
『・・・地震があったんやてなぁ。大丈夫か??・・・』
・・・地震?どこで?最近多いな。
[18:23 : 大阪 - 関西国際空港]
・・・さみーぜ。
「平安神宮で雨に濡れる桜を撮りたい」
3月、半分冗談のように呟いた一言が、まさか現実のものとなるとは。
いや、具体的に考えてしまったからこそ本気になってしまったというか・・・。
今回は大阪は谷町、ビジネス街の真ん中に拠点をおき、そこから各地へ移動することにする。
桜で名を馳せる2つの世界遺産を主軸とした関西周遊。
明日15日は京都、16日は奈良。そして17日の午前、神戸空港から沖縄へ。
・・・四都物語っ!?(違)
[21:20 : 大阪 - 天王寺]
宿について一息。さて、何を食おうか考えていると、学生時代のサークル仲間Yが
先週大阪に引っ越しているとの情報を入手!飯に誘ってみる。
夜中の突然のお誘いにもかかわらず招致に応じてくれるも、
待ち合わせ場所を間違えて早速怒られた(汗)
この子と待ち合わせをすると、出会い頭に毎回怒られているような気がする・・・
いや大阪ってカンジですな〜
二日後に社会人デビューを控えた彼女。
そうそう、このころは若かったよな、いろいろ考えてたよな。
話を聞きながら、じんわりアノ頃を思い出す捨会人6年目。
明日は京都だ。
・・・と、某所から勝手に拝借してみる。
ネットでざっくりと調べて、betterと思われる日程を決めて。
現地の立地から、往路・復路の航路を調べて。
空港と現地との接続に、近場の宿情報に、おおっと見所の撮影ポイントも調べなければ。
やっぱり2日じゃ足りないよな〜。休みもらえないかな〜。
せっかくだからあの辺りの友人知人とも会いたいし。
そうだ、山道だしいつもより荷物絞らないと。
・・・
・・・
・・・
・・・た、楽しい。計画だけでマジ楽しい。
・・・
・・・つーか、アレですか。
こんな自分は単純ですか?
不覚。属性"旅人"を名乗るにはあまりにも多すぎる未踏の地たち。
やはり、きりたんぽあたりから攻めてみるべきか・・・
[8:30 : バス停前]
走る、走る、走る。
朝一番に発つ友人を宿から見送る・・・だけだったハズが。
出発時刻を間違えていたらしい。やたら重いぞ、この荷物。
無事に見送り、時計を見て。
・・・人ノ心配ヲシテイル場合デハナイ。
09:00、特急しおかぜ。
ガラガラ。
携帯の電池が切れて一人大騒ぎ。
香川と愛媛の県境。
雨の予感。
岡山。新幹線、分単位の乗り換え。
携帯充電器を付けたら、
メールが山ほど来てた。
13:00、三宮、雨。
沖縄より暑いがな・・・
ここでも分単位の乗り換え。
14:30、神戸空港。
やっと一息、軽く食事。
18:00、帰宅。
え、もう夕方??
・・・次はもっとのんびり、な。
[09:55 - 宿]
起きる、風呂、降りる、飯。
昇る、ぼ〜、Zzz・・・んん・・・?ん、Call音!
「もう着いとんじゃけ、早ぅ来てや。」
やべ、遅れるがな。
[10:30 - 松山市内某所]
会場には、正装に身を包んだ友人たちと、
服装も中身もリラックスしまくった新郎。おぃおぃ。
式を前に、学生時代のサークル仲間と座談会。
全員が揃ったのは何年ぶりやろ?
一足早く子持ちになった奴とか、相変わらず怪我の絶えない奴とか。
全く変わってない奴とか、一目見ただけでは分からなくなった奴とか。
それぞれの生活の話と、あの頃と変わらない空気と。
呑む花婿。踊る花婿。・・・いや、花嫁も?
最高に賑やかな式。
2次会、3次会と宴は続く・・・
その後、サークル連中とお茶し、宿のロビーでも話は続く。
そしてここでも質問攻め(笑)
次は誰だ??
[11:00 - 那覇空港]
7月の3連休、空港は相変わらずの混み合い様。
八重山諸島方面の便、軒並み満席か・・・
この連休は学生時代の友人の結婚式で愛媛まで。
が、便の都合で今回は神戸経由の強行軍を決行。
(直通便はせめて毎日運航してください)
実は神戸空港に行ってみたいとかいう野次馬根性がないといえば
まったくない訳ではなかったり。
屋久島。
いつか行ってみたいもんやな。
着陸前。
デカい積乱雲(?)が接近中・・・
[14:30 - 神戸ポートアイランド]
到着。神戸空港は意外とこじんまりしてる。
ポートピアランド、なくなってしまったのね・・・
とりあえずポートライナーで三宮へ。
この辺りは夜に散歩すると気持ちエェんよな。
[15:30 - 某所]
この辺は小学生の頃によく来ていた場所。
車窓からの景色が何だか懐かしい。
およそ一年ぶりの再会。その間に既婚者になるわ子供は生まれるわ。
いろいろビックリですわ。
おひさしぶりです、SHINさん。
部屋の中には写真がたくさん。
おぉ〜、Jr.は子供の頃のSHINさんによぅ似とるわ。
親父殿のように大きくなれよ。
親父殿のように大酒呑みになるなよ(笑)。
いろいろ積もる話。というか質問攻め(どちらが?)。
次は沖縄で〜
[17:30 - 新幹線ホーム]
夕暮れ時は雨の匂い。
これからが大変だ。
[21:30 - 松山市内]
18:00に岡山で特急に乗り換えて更に3時間。
やっぱ腰がイタイ・・・
友人と軽く食事した頃にはすでにフラフラ。
明日、居眠りしそ・・・
花見 in 福岡・西公園。
突然紹介を受けた。
風で飲み物が倒れて大騒ぎ。
2ヶ月住んだだけなのに、イロイロ微妙に懐かしい。
[08:30 - あしたの城]
みんなで朝食を頂いたあと、それぞれの時間で出発する。
同い年の彼は電車での旅。朝は駅までオーナーに送ってもらうらしい。次の目的地は礼文島。
そういや、もうひとりの男性も昨日礼文からの戻りだったはず。『花の礼文』、か・・・
自転車の男性は、浜頓別からココまで自転車で来たらしい。
残念ながら北オホーツクサイクリングロードは立ち寄らなかったそうだけれども、
地元名古屋のサイクリングロードをいくつか教えてもらった。
(普段は寡黙だけれども、自転車のことになると丁寧にアツく語ってくれるトコロが嬉しい)
先発隊を見送った後、建物をぐるっと一周。よし、行くか。
きっとまた来るぞ。
さて、北海道最終日の今日。15:00の飛行機には間に合わなければいけないけれども、
最北の地・宗谷岬に、今回の旅のそもそもの目的・浜頓別に立ち寄ることを考えると、
時間配分がどうしてもシビアになる。
そう、そもそもの目的。3年前に時間的・資金的事情で断念せざるをえなかった場所、
「北オホーツクサイクリングロード」へ行くこと。
路線の統廃合により、廃線となってしまった国鉄・天北線。
その線路跡にできた、猿払までのおよそ21kmを結ぶ道。
写真を一目見て惚れこんだその場所に、やっと訪れることができる。
・・・と言いつつも、道道106号やら何やらで、大分スケジュールの隅っこに追い遣られた感じもするけれども(汗)
道道84号を東へ
延々と続く山道を抜け、左右に広がる放牧地を眺めながら
[09:40 - 浜頓別]
道道84号から国道275号へ乗り換えると、そこはもう浜頓別の市街地。
右手に整備された比較的大きな公園が見える。ここがきっと、かつて天北線浜頓別駅があった跡なんだろうな。
サイクリングロード、とりあえず場所が分からないとお話になりません。
近場のセイコーマートで聞いてみる。
店員さんA:「サイクリングロード・・・?あったかしら。」
店員さんB:「・・・あぁ!確かあったわよ。確か・・・(と、地図を取り出す)・・・この辺ですね〜」
示された場所には、"サイクリングロード"の文字はおろか、道すら記されていない・・・大丈夫か?
店員のお姉さんB:「目の前の道をまっすぐ進んでもらうと左手に○○がありますので、その先の突き当たりですね」
何はともあれ、ここからは近い場所にあるらしい。店員さんにお礼を言い、その場所へ向かう。
目印で教えてもらった場所は公共の施設らしく、土曜日の今日は駐車場もガラガラ。ちょっとだけ間借りシマス。
自転車に乗り換えて程無く、
あったぁぁ〜〜〜!!
サイクリングロードに入って間もなく道しるべ。左への分岐路は「クッチャロ湖」。とりあえず行っとく。
そういえば「湖」を間近でみるのも初めてのハズ。
湖面を吹き抜ける風が冷たくて気持ちいい。
しばらくぼぉーっと湖を眺めて・・・アカン、時間が(汗)
サイクリングロードより
再びサイクリングロードまで戻る。と、そこには看板。
あいにくクマ鈴は持たず。
・・・最近は出てないよね・・・?
[10:20 - 北オホーツクサイクリングロード]
民家や自動車道から離れた、まっすぐと北へ伸びる道。
聴こえるのは野鳥のさえずりと木々のざわめく音だけ。
こういう場所を、アタマを空っぽにして駆け抜けたら気持ちいいだろうな・・・
・・・次はクマ鈴持ってこようっと。ホントに出そうな雰囲気だわ
足元には濃紫の蝶が舞う。
結局、ものの数kmしか走れず。
[11:10 - ベニア原生花園]
車に戻り、そのままオホーツク海側にあるベニア原生花園へ。
ちょうど花の見頃の境らしく、特に目を惹くものは見当たらない。
それでも、目を凝らすと
展望台に登ってみた。すぐ向こうはオホーツク海
ここもすぐに出発
[11:30 - 国道238号]
見渡す限りの放牧地
対向車もほとんどない道を走る。
結局、今日はひとつひとつの場所に時間をかけることができなくて。
いや、今日に限らず、昨日も、その前も大したコトはできなかったような。
でも、アタマにあるのは「じゃあ、次来た時はどうしてみようか?」ってことだけで、
後悔とか後ろ髪引かれる思いとか、そういうマイナスなモノは、走りながら流れ出てるような。
先のことなんて分からないけど、漠然とした予感みたいなものに向かって進んでるような。
あれ?この感覚って、社会人になる前は普通に感じてたハズ・・・
・・・なんだか妙に懐かしい
[13:30 - 宗谷岬]
「日本最北端の地」のモニュメントは、思ったよりも、ずっと小さかった。
シバザクラ
モニュメント前の大きな駐車場では次々にバスが出入り。観光客が入れ替わる。
ん・・・イマイチ感慨が湧いてこない。
雰囲気としては、波照間島の「日本最南端平和の碑」の方が好きだな。
[15:40 - 稚内空港]
15:00発予定だった飛行機は、どうやら機材到着の遅れだったらしい。
何の説明もなく待たされている乗客から不満と不安の入り混じった声が聞こえる。
「何の説明もないからねぇ。ワタシはてっきり出発しちゃったのかと思ったわよ〜」
と言ったのは、隣に座ってたおばあちゃん。
ま、バスが二・三十分遅れるのくらい普通に待てなきゃ沖縄では暮らしていけないからね(一緒にするな)
飛行機の座席に座って一息。
北海道の旅はこれで終わるけれども、中継地の東京ではたくさんの約束が待っている。
到着後すぐの約束は遅刻確定だけれども(汗)
北海道を旅している間に、前の会社の同期が辞めるとか、実家に戻るとか、連絡が次々と入ってきてた。
ちょうどいい機会だ、顔見ながら話そうや・・・
と。
「あの〜間違えてませんか?そこ、私の席なんですけど。」
・・・旅の恥は掻き捨て?
おしまい。
遮るもののない空
ママチャリに乗った男の人とすれ違う。
[17:00 - サロベツ原生花園]
大型バスが引っ切り無しに訪れる。日が傾きはじめているにもかかわらず、人は多い。
エゾカンゾウ
ここでも利尻富士
バスが行ってしまうとお店も閉店。こっちもそろそろお暇しよか。
バスが向かった先。あっちには何があるんやろ。
[18:40 - あしたの城]
部屋に戻ると男性が二人。一人はおそらく30才前後、かなり旅慣れた雰囲気。
もうひとりは・・・同い年くらい?かなり軽装にみえる。
一緒に旅しているようではないけど、妙に馬が合うように見える
程無くして声がかかり、駐車場へ。今日のツアーは6人らしい。
自分と、同じ部屋にいた男性二人。20才後半と思われるカップル。
そして、さっき道ですれ違った自転車の男性!やはりチャリダーだったか(笑)
オーナーの奥様が運転する車で日本海沿いまで。
駐車場の脇道の草むらを抜けて海岸まで降りると・・・
日が落ちると急に風が強くなった。
[20:00 - あしたの城]
宿泊者全員での食事。こちらの夕食は名物「ミルク鍋」!!
鍋に使う牛乳は、毎朝近くの牧場から調達してきてる新鮮なものだとか。
実はホットミルクの類はあの独特のにおいがニガテなので、ちょっと躊躇したりしつつ、まずは一口。
・・・美味い!牛乳の臭みもないし、あっさりめで鶏肉や野菜にも意外とよく合ってる!!
最後にごはんを入れてミルクおじやに。これまた美味い。ひとりでバクバク食う(苦笑)
さすがオーナーがが5年かけてイチからつくりあげた結晶。ゴチソウサマでした。
食事の後は各自思い思いの過ごし方。自分は同室の男性二人とリビングで話しこむ。
聞くと、お二人とも東京で電車の運転手をされているとのこと。
ふたりとも北海道には詳しいようで、特に若いほうの方(やっぱり同い年だった)が持っていた手帳には
旅先で知り合った人の名前と連絡先がぎっしり!!何年も旅しながら、宿のヘルパーをしながら、
北海道を巡ってきた証なんだな・・・さすがに道内で沖縄人に会うのは珍しいらしい。
と、途中でオーナーも話に合流。じつはオーナー、二〜三十年前に沖縄に住んでいたことがあるらしく、
「○○はどうなった?」とか「△△はどう?」とか。懐かしそう。思わぬところで沖縄話に花が咲く。
本日の消灯は23時。
この建物はサロベツ原野にぽつんと建っているため、周りに街明かりのようなものはない。
こういう場所は星がキレイに見えるんだけど、あいにくの曇が多くてそれらしきものは見えず。
今度は夜空も見てみたいな・・・
[09:30 - 美瑛駅前]
『夏休みは、寝坊が一番もったいない』
青春18きっぷ - 2001年度夏キャッチコピーより。
まったくだ・・・
そもそも北海道は日の出が早いし。今の時期なんて4:00には明るくなってるから、
あと1時間は早く出る予定だったのに・・・
今日は移動日。ここ美瑛から留萌を抜けて日本海沿いの道を北上、稚内に程近いサロベツを目指す。
初めてのレンタカーでの旅。只でさえ時間配分が読み難い上、その移動距離は沖縄を往復できてしまう程。
決して運転がうまいとは言えない自分・・・ホントに大丈夫か?
[12:20 - 留萌(るもい)]
延々走った3時間。まだ行程の半分も踏破できていない・・・が、やっと海に出た!日本海!!
と外に出てみて、
・・・さむ。
しかも海風が半端でなく強い。慌てて長袖のシャツを羽織る。
同じ北海道でも内陸と海沿いでここまで気温差があるのか・・・
実は日本海を生で見るのはこれが生まれて初めて。
地元の有明海とか東シナ海とか瀬戸内の海とかとは全然違う。もちろん沖縄の海とも。
こんなに荒々しい海は初めてだ・・・としばらく見入る。
先は長いで。
さて。旅の最中の悪いクセのひとつとして、「飯を食わない」というのがある。
景勝地への好奇心が先行して食事の暇を惜しんでしまう。
いわゆる『三度の飯より○○』というやつでかもしれない。
が、今回北海道に来るにあたって、絶対に食しておきたいモノがあった。
海鮮丼!!
と、道の駅「ほっと・はぼろ」でかなり遅めの食事。
やっと全行程の半分程度。あと2時間で本当にたどり着けるのか?
ということで、ココでの温泉もおあずけ。さらに北を目指す。
ひたすらドライブ
いつの間にか道の駅「てしお」も過ぎ、今まで走っていた日本海オロロンラインも
国道232号から、いよいよ道道106号に入った。
前方に大きな橋が見えてきた。天塩川にかかる橋だ。
天塩川の両岸の小高くなった丘のような場所に橋を東西に渡してある。
丘を登りきって道なりに左折。そして目の前の光景に釘付けになる。
高台から見えるのは見渡す限り緑の原野。そこに雄大な流れが横たわっている。
日本にはまだこんな風景が残ってたのか・・・
橋を渡りきり、再び南北に伸びる道を疾走する。
吸い込まれるように、前へ
後続車の女性が左手に広がる日本海に見とれてる。凝視している。
オイオイ、危ないで〜と思いつつ、そんな様子をミラー越しにぼぉっと眺めている自分(汗)
ちょっとひとやすみ
うっすらと利尻富士が見える
[16:00 - 宿]
道道444号から脇道の木のトンネルをくぐる。
トンネルを抜けた小高い丘の上にあるのはペンション風の一軒屋「あしたの城(じょう)」
間に合った・・・
荷物を部屋に置く。他の宿泊客はまだらしい。
部屋の窓から。
こちらの宿、「とほ宿」と言われる宿のひとつで、普通の旅館とはちょっと違う。
今日は2段ベッドが4つ置かれた相部屋に泊まる。
日本海に沈む夕日を観る「夕日ツアー」は19:00からということ。
よし、サロベツ原生花園まで行ってみるか
[15:44 - 新星・福富地区]
何だか見覚えのある道に着く。
ナビがあるにもかかわらず、何度か道を間違えつつ。
前田真三写真ギャラリー・拓真館。
3年前はあまりの観光客の多さに近づきすらしなかったけれども、
閉館時刻まで間もない今は、それなりにゆっくりできそうな感じ。
白樺回廊。
建物のすぐ横。近づく人は少ない。
そして、ここが拓真館だということは。あそこまでそう距離はないはず。
車のラゲッジスペースから自転車を取り出す。
こちらに来る途中、視界の隅に捉えた。確かにこちらのはず・・・。あった、哲学の木。
何というか、久しく会っていない友人と再会したような感覚。
やっぱココが一番のおきにいりやね。
しばらくぼ〜っと眺めた後、来た道を引き返す。
[16:55 - ふれあい館ラヴニール]
本日の宿泊先。オープンしてまだ数ヶ月ということで、真新しい雰囲気。
これで前日泊まった蒲田のビジネスホテルと大差ない価格なのは村営だからか?
立地条件その他を考えても、ここはこれから人気が出てくるだろうな。
しばらく休憩・・・
[18:00 - 北英地区]
自転車で、ゆっくりと走ってみた。
人っ子ひとりいない。
何となく見覚えのある風景たち。
そろそろ帰ろか。
明日は晴れますように・・・
[07:00 - 羽田空港第2ターミナル]
ねむ・・・
本日は朝5時起床。昨晩宿について何だかんだで1時過ぎてたから、正味4時間くらいしか寝てないのか。
空港はこの時間を考えると結構な混雑。今日って平日じゃなかったっけ?
北海道の天気はどうだろう。
[07:30 - 機内]
さて、旭川空港までは1時間半。この間に機内でやっておかなければならないこと。
それは本日のコース決めである。
漠然と「富良野のラベンダーを見てみたい」とか「美瑛の夕日をもう一度」とかは考えていたけれど、
具体的にどこをどう回るかはさっぱり。
前もって入手していた情報誌を見比べつつ、あーでもないこーでもない・・・
「観光ですか?」
ん??
振り向くと、隣に座っていたおじさんがこちらの手元を覗き込んでいる。
そこには富良野・美瑛の広域地図と北海道のドライブ情報雑誌。
どう見ても典型的な観光客だな、我ながら(汗)
空港についてからどこを廻るか考えていることを話すと、
「あぁ、だったらね・・・」と、いろんな観光ポイントを教えてくれる。
え、ひょっとしてこの人、地元の人!?
30代後半くらい、ポロシャツと小さな鞄と身軽な格好。
何となく大学かどこかの研究員とかをやってそうな感じ。人懐っこい笑顔。
聞くと現在東京に単身赴任中で、今日は親類の冠婚葬祭で帰省の途中とのことらしい。
「ラベンダーだったら富良野はいろいろな品種を植えてあるから、どこかは必ず咲いているはず。だから・・・」
「このペンションは周りがラベンダー畑だから、例えばこんなコースを走ってみて・・・」
「この道が1時間くらいだから、午後から走ってココの温泉でひとっ風呂浴びて、そっちの本に載ってる・・・」
「ココは保養施設だから結構穴場でね。自炊ができるならこの時期でも格安で・・・」
・・・すんげぇこの人。
[09:15 - 旭川空港]
「よい旅行を〜」
手を振るおじさまと別れる。
薄曇だけど日差しは明るい。気温は約30℃。思ったより暑いぞ。
目の前に広がる景色は、間違いなく北海道!やっと着いたで〜!!
手続きの終えたばかりのレンタカーで道路に飛び出す。さぁ行くぞ!!!
・・・と、しばらく走って、ミラーも座席も調整していなかったことに気づく。落ち着け自分(汗)
[10:50 - ファーム富田]
敷地内に入ると、ほのかにラベンダーの香り。
シーズン的にはまだまだ早いらしく、畑に植えられている株はまだ青々としてる。
今でさえこれだけ香りがするってことは、満開の頃はさぞ凄いんだろうな。
ハウスでは一足早く満開になってた
とりあえず食っとく。
来月あたりには見ごろやなぁ
花人の舎。一階はカフェとショップ、2階は展示室。
[13:00 - 道道291号]
午前中で退散するつもりがつい和んでしまった。ファーム富田おそるべし・・・
どうやら、吹上温泉で汗を流すのは無理っぽい。
道道291号をひた走り。目指すは望岳台。天気が良ければ美瑛地方を一望できるらしいけど・・・
雲の流れが速い。遠雷が聴こえる。
[14:30 - 望岳台]
あいにくの天候にも関わらず、登山らしき格好の人は多い。
そして、そんな彼らから訝しげな目線を感じる自分。
ははは、こんな軽装なのは確かに違和感あるわな。
(Tシャツ+ジーンズ+スニーカー。薄手のシャツを羽織って、片手にトートバッグ)
辺りを一巡りして早めに出よか。
[20:15 - 那覇空港]
「・・・羽田へご出発のKazoo様、日本航空5番カウンターまでお越しください・・・」
・・・何事??
今日(正確には明日)から旅するのは北海道。およそ3年ぶりである。
前回、2002年の9月に道央を旅した際に聞いた「北海道は6月末がよい」を胸に、ひたすら機会を待ち続けた3年間。
旅程3日間は正直かなり物足りないが、これを逃したらいつになるか分からない。
廻りたいポイントを厳選、ルートを設定して、宿泊先、利用空港を決定。
充分に時間をかけることができなかったとはいえ、可能な限り練った今回の旅。
その待ちに待った旅立ちの瞬間に、いったい何事だ?
心当たりとしては・・・やはり、アレか?
「お客さまのこちらのお手荷物は自転車とのことでしたので、免責事項をご確認の上ご署名を・・・」
・・・やっぱり。スマン相棒よ。
さて。飛行機の中で今回の旅程のおさらいをしてみる。
本日(6/22)
・那覇空港→羽田空港。東京泊。
1日目(6/23)
・羽田空港→旭川空港。富良野・美瑛巡り。美瑛泊。
2日目(6/24)
・移動日(美瑛→留萌→サロベツ)。サロベツ泊。
3日目(6/25)
・サロベツ→浜頓別→稚内。稚内空港→羽田空港。東京泊。
4日目(6/26)
・知り合いと会う。羽田空港→那覇空港。
一番問題だったのは、やっぱり"どうやって北海道に上陸するか??"ってこと。
夏の間、那覇−札幌間の直通便は運休だから、どこかを中継して北海道を行き来する
プランを考えなければいけない。
料金はかかるけど、発着空港を自由に選択できて旅程の自由度もあがるから、
考えようによってはこちらのほうがイイ。
そして、今回このプランを後押しするとっておき・・・
3年間貯まりに貯まったマイレージを特典航空券と交換!これで1区間往復分はタダ!!
頑張って出張した甲斐があった(笑)
今晩は蒲田で一泊。駅に近いってコトだけで選んだビジネスホテルは、値段にしては・・・。
まぁ、今日は寝る場所さえ確保できれば。明日は早いぞ。
[07:00 - 宿所]
全身の筋肉痛で目が覚めたのが3時ごろ。
部屋に戻ってそのままベットの上で寝ていたらしい。
昨日は荷物全部持ったまま歩きまわってたからな・・・寝足りん。
軽く朝食を取って、身の回りを片付けてた後、チェックアウト。
[09:40 - 御堂筋線心斎橋駅]
個人的には、ホームで電車到着のメロディを聞いた時が1番大阪に来たって気がする。
昨日に引き続き、Yは微妙に機嫌が悪い。朝方まで眠れんかったらしい。
不規則な生活は相変わらずというか(苦笑)
[10:20 - 中央線大阪港駅]
高校の修学旅行以来だから8年ぶりか。何となく駅構内も憶えてる。懐かしいな。
サントリーミュージアムへ企画展を見に行く。
正直こういう展示会には殆ど縁がないけれども、意外とハマってしまう。
やべ、また時間がない。
[12:00 - マーメイド広場]
今日は空が高い
もし一人だったら、このまま時間ギリギリまで天保山公園見て行っただろうよ。
と言ったら呆れられた。まぁ、そりゃそうだ。
キタで食事をとるつもりで、そのまま梅田の地下街で店に入る。
いい加減二人とも疲れてたし。
渡し忘れていたお土産を出すと、やっと笑顔が戻った。
疲れてる時に付き合ってくれてアリガト。
また時間ができたときにゆっくりな。
[13:50 - 大阪モノレール]
今日の大阪は天気がいい。
沖縄に戻ったら、台風の影響があるんだろうな・・・
遠くに梅田のビルが見える
<今回の旅の教訓>
一 日程は計画的に。
二 時間には余裕を持って。
三 お土産は最初に渡しましょう。
[06:40 - 自室]
マズイ、完璧に寝過ごした。
げ、何にも準備してない。えぇと、まっぷるにカメラに・・・
あかん、空港まではタクシー使お。
[07:30 - 那覇空港]
チェックイン&土産購入完了。この時点で30分も余裕があるのは何だか久しぶりや(笑)
それにしても。空港とか駅とかって場所は、どうしてこうもワクワクするんやろ。
さて、それじゃ行きますか。
[10:00 - 関西国際空港]
おぉ!さすがは国際空港。デカイ。
おもわず探検したくなる(笑)気持ちを抑えつつ、飛行機の中で立てたプランを再確認。
関空 → 法隆寺 → 平城京跡 → 奈良公園 → 大阪
・・・大雑把。
ま、まぁいつものことやし。
まずは奈良を目指して出発や。
[12:00 - 法隆寺]
JR法隆寺駅から歩くこと約20分。ここまでは静かな街だなぁって印象だったけれども。
・・・エラい賑わいやね。
なになに?小学校が3つと高校が1つ。さすが修学旅行シーズン。
オコサマ方を掻き分け掻き分け見てまわる。
中門から南大門方向
五重塔をよく見ると・・・ 鬼?
遅めの昼食は法隆寺の目の前の店で「柿うどん」なるものを注文。
これ、イメージとしては「オレンジ色した山菜うどん」って感じ。
撮っとけばよかった・・・
味は思ったほど柿々してない。ふつうのうどんとしては結構美味しい。
ちょっと時間オーバー。平城京跡は諦めて、奈良公園を目指そう。
[15:00 - 奈良公園]
考えてみれば、普通の公園にいるハトと同じレベル。
ただ、それが鹿なだけ。これって実は凄くないか?
信号待ち
あちこちから人の叫び声が聞こえる。
ま、振り向いた目の前に鹿がいたら驚きもするわな(笑)
人と鹿を避けつつ東大寺へ。
大仏さんの前はスゴい混雑。
ゆっくり一周。陽が傾き始めたせいか、四天王の顔が陰ってよく見えない。ザンネン・・・
大仏さん撮影会場はコチラです
[18:00 - 大阪・なんば]
高島屋前で学生時代からの友人Yと待ち合わせ。
高島屋の正面玄関が分からずに右往左往してると出会い頭に怒られた。
何もそこまで怒らんでも・・・
美味しいお好み焼き屋で話し込む。そういや、あの頃の話をするのって久しぶりやな。
つい最近のことみたいでも、もう3年経つのか。
どこかで見たことある風景やな
明日をどう過ごすか。飛行機が昼過ぎに出ることを考えると、予定通りに京都に
行くのはかなりタイトなスケジュールになるらしい。
自分だけならともかく、コイツがいるからには無理する訳にはいかないし。
京都のかわりに神戸に行くか、はたまた大阪でゆっくりするか。
「なんでこんな中途半端な時間なのよ。」
・・・また怒られた。
結局、天保山に行くことにして、ちょっと早めの解散。
お互い睡眠不足でふらふらみたいやしな。
[24:30 - 自室]
1日目 [08:00]那覇空港 → [10:00]関西国際空港 → (奈良:詳細未定) → (大阪:友人Yと会う)
2日目 (京都:詳細はYにおまかせ) → [14:30]伊丹空港 → [17:00]
・・・。
ははは、我ならココまでアバウトなスケジュールは初めてやなぁ。
この10日ばかりは大抵この時間帯まで仕事だったし。
この状況で往復の飛行機と宿が確保できただけマシと言うべきなんかな。
ま、細かいところは明日の飛行機の中で決めよう。
奈良は初めてだから、ベーシックなコースを行ければいいか。
明日は6時前に起きて準備するとして、今日は寝よ寝よ・・・zzz
雨が降ってる。どうやら散歩コースまでは回れんみたいやね。
コンビニに寄るというSと別れる。じゃあな、きっとまた来るぞ。
[09:00 - 美浜]
かつてこの曜日この時間、自転車で走っていたコースを、今日は傘を持って歩く。
ここを徒歩で通るのは、営団地下鉄の終電を逃して京葉線で家路に着くときくらいか。
新浦安駅を越えて歩くことしばし。目標の公園まで1kmと迫ったところでタイムオーバー。
やはり雨の中を荷物を抱えたままじゃ無理があったか。
まぁ次の機会にしよう。今度は晴れてればいいな。
京葉線のホームで聴こえるあの音。相変わらず、妙に落ち着く。
東京駅で山手線に乗り換え。田町を通過。
駅前工事は終わったんかな。やっぱり、煙草の吸殻ばっかりなんかな。
[11:00 - 品川]
待ち合わせの場所には、新人の頃に同じチームだったY嬢が来ていた。
今更だけれど、まさか貴女の次に辞める人間が自分とはね。
旅行中は何故か食事をする気が失せる。が、それでも腹は不平を洩らす。
この店、やけに客が少ないぞ。
近況は前もって聞いていたけれど、まぁ元気そうで何よりだよ。顔色もいいし。
あのことは...やっぱりやめといた方がいいような気がするけどな。
俺自身がこの道に否定的だってこともあるけどさ。
そして、別れ際にとんでもないことを言われる。それは違うって。
[13:30 - 羽田空港]
アイツはまだ来ていない。先にチェックインを済ます。
と思っていたら、どうやら同じ電車に乗っていたらしい。
さっきまで誰もいなかった場所に、Tが座っていた。
顔が広いところはさすが。社内の同期のことをよく知ってる。
たった4ヶ月だけれど、色んなことがあったんやなぁ。今度は奴らにも会ってみたいよ。
俺の話を聞いて、自分は「出遅れてる」って気にしてたけど、そんなことはないさ。
オマエは1つ1つをきちんと積み重ねてる。俺みたいに手数が多いのと比べちゃイカン。
そう、相変わらずやなぁ。新人研修で見た凛とした表情のまま。
Y嬢、やっぱりコイツとは似てないって。こんな眼をした人間には届かないわ。
それにしても、オマエ含めて、昨日今日会った人間のうち過半数から
『Kazooの将来は琉球ガラス職人』説が出てきたぞ。どういうこっちゃ。
さて、そろそろ行くか。沖縄に来たいなら、いつでも来ればいい。
こっちは大歓迎、誰であろうと好きなだけいてもらって構わないさ。
[15:30 - 関東上空]
旅の帰り道に沸き起こる感情にしては、何かおかしい。
例えていうなら、休日に待ち合わせて、店を回って、飯食って、
そして「またな」って言って電車に乗って帰るときの感覚。
それなら、正に乗り物が飛行機ってだけで、そのまんまか。次がいつになるかってだけで。
機内では沖縄キャンペーンのビンゴゲームが始まった。そういや、昨年もやってたな。
[19:00 - 自室]
昨日会ったKからメールが届いた。あぁ。お互い、とりあえず頑張るか。
機内のビンゴが終わった後にも言うてたな。『存分に沖縄をお楽しみください』って。
そうだな、そうさせてもらうか。思わず苦笑。
[05:58 - 自室]
6:00前に起床。最近は目覚めは早いが頭が稼動するまで時間がかかる。
今日までぼけーっとしてたらシャレにならない。
珍しく前の晩に準備していた荷物を確認して一息。
さて、行こか。
[08:00 - 那覇空港]
保安検査でいつもの洗礼を受ける。これがウワサの履物検査というやつか。
飛行機の中はほぼ満員。前に乗ったのはこっちに来るときだから、4ヶ月ぶりか。
乗るときは必ず窓際。窓からの景色は何回見ても飽きない。
特に夏の南西諸島は、他の場所では見たことのないダイナミックな雲が森を形作る。
まだまだこれから。今年も見る機会があるといいな。
着陸直前、自転車の散歩コースだった、あの公園が見えた。
ということは、あっちの方にある公園には観覧車が...やっぱりあった。
タワーが見えて、前の職場が見えて。そして飛行機は目的地に降り立つ。
[11:30 - 羽田空港]
空港内、相変わらず人が多いな、ここは。
とりあえず京急に乗り換えて都心へ。
車窓から見える景色全てが、何だか新鮮だな。
新橋で荷物をロッカーに放り込み、山手線に乗り換える。
約束の時間にはかなり余裕があるな。隣駅の有楽町で降りて歩いて行こ。
今日は国際フォーラムでイベントをやっているらしい。地上広場はいつにも増して人が多い。
そして喫煙スペースから大幅に離れて煙草を吸う人たちを見てげんなり。
「マナーからルールへ」って聞いたことない?自分の首絞めてるんだよ、アンタら。
[12:58 - 東京駅]
日差しが強い。いや、まだ痛くないだけマシか。
スケッチをしている人たちもビル影に退避してた。今日は水彩の人が多い。
そろそろ腹が減ったな。
[14:00 - 上野]
動物園側に行くのは初めて。さっそく駅構内で迷う。
なんで改札通るのに階段を登り降りしなきゃならんのだ。
改札を抜けてM嬢と合流。引越しのときはコキ使った挙句に空港まで付き合せる体たらく。
あのときは文句ひとつ言わずに見送りまでしてくれて、ホントにアリガトね。
涙が出るくらい嬉しかったよ。
東京都美術館で開催中の展覧会に、3DCGを作っていたころにお世話になっていた
Shinyaさんの作品を見に行く。
パステル独特のやわらかいタッチと色使いに魅せられる。
久しぶりに何か描きたくなった。色鉛筆どこにやったかな。
Cafeに移動して長話。悪いクセが出る。いい加減直そう。
そっか、あと半年か。ガンバレ、また黒糖でも送ってやるからさ。
[18:40 - 新橋]
SL広場前にてWと待ち合わせ。もうひとりは遅れるらしい。
ここも相変わらず人が多いな。
19時過ぎたころにK到着。この順番はもはやお決まりやね。
近くの居酒屋に入る。とっくに周知済みの近況の、そのウラ話に花が咲く。
年末に飲んで以来、Wはオリオンビールが気に入ったらしい。ニヤリ。
それにしても相変わらずだな、オマエら。これからもこんな感じでいけるといいよな。
抑え気味でいて、それでも結構飲み食いして解散。
そういや「営団地下鉄」は「東京メトロ」に変わったんだっけ。
微妙な違和感。でも混み具合はそのまま。
[22:50 - 南行徳]
色んな意味で、またこの地を踏むとは思わなかった。駅の改修工事も終わってら。
元同僚のSが迎えに来てくれる。
あの事件の時には世話になったな。あれほど同僚の存在が頼もしいことはなかったよ。
正月に衝撃告白を聞いた店で、その後を聞く。そうか、ケリがついたか。
仕事を聞いていると、さすが3年目。色んなことをやらされてるな。
まぁどんな理由でも会社に行きたいと思えればさ、最後にはプラスに働くって。
Sの部屋に移動して話は続く。
それにしても攻めにくいな、その状況。どうする?